Track record
これまで訪問介護・倉庫物流・建設・自動車整備・士業・食品卸・運送・学習塾など、十数業界の現場で、業務に合わせたオーダーメイド開発をしてきました。下の画面は「こんなふうに解決できます」という提案です。御社の現場に合わせて、ここからゼロから設計します。
Story 01
店長の1日——発注と廃棄が積み重なる現場
- 1
開店前 8:00
冷蔵庫と棚を目視確認。昨日の残り具合を頭に入れながら、今日の仕入れ量を手書きメモに書き出す。「たぶんこれくらい」という感覚で業者に電話。
- 2
仕込み中 10:00
納品された食材を受け取りながら「また少し多かったかも」と思うが、記録はしない。単価が先月より上がっていても、請求書が届くまで気づかない。
- 3
ランチ営業 11:30〜14:00
予想より客足が少なく、食材が思ったより残る。でも次の仕入れにどう反映すべきか、数字で考える余裕はない。
- 4
中休み 15:00
使いきれなかった食材を確認。傷みかけのものを廃棄するが、金額は記録せず。「もったいないけどしょうがない」と片付ける。
- 5
ディナー準備 16:30
夜の発注量もまた勘で決める。週末の予約状況は頭に入っているが、曜日ごとのパターンを数字で振り返る仕組みがない。
- 6
月末 締め作業
売上と原価率を確認して「今月も高いな」と感じる。でもどの食材が原因かわからないまま、来月もまた同じ発注を繰り返す。
Story 02
現場で積み重なる、小さなもどかしさ
廃棄がいくらになっているか、実は知らない
食材を捨てるたびに「もったいないな」と思いつつ、月にトータルいくら捨てているか正確に把握している店長はほとんどいません。「だいたい数万円くらいかな」という感覚はあっても、品目ごとの積み上げで見たことがない。知らないと、減らしようもないんです。
原価率が高い原因が、どうしても特定できない
月末に原価率を見て「高いな」と感じても、どの食材が・どの曜日に・どのくらい余って捨てられているのかまで掘り下げる手段がありません。Excelで管理しようとしたこともあるけれど、入力する時間も続ける習慣もなかなか作れない、という方も多いのではないでしょうか。
発注量はいつも「なんとなく」で決めている
長年の経験と勘で発注量を決めているのは決して悪いことではありません。ただ、その勘が「曜日ごとの来客パターン」「先週の天候」「季節の変わり目」まで含めて最適化されているかどうか、確かめる方法がないのがもどかしいところです。
仕入れ値が上がっていても、いつ気づく?
食材の単価は少しずつ上がっています。1品あたり数十円の値上がりでも、月間の発注量で掛け算すると無視できない金額になります。でも、請求書が束で届いて初めて「あれ、高くなってる」と気づく——そのタイミングでは交渉も手遅れになりがちです。
店長と経営者で、見ている数字がバラバラ
経営者は月次の原価率しか見えず、店長は日々の肌感覚しか持っていない。週の途中で「今週ちょっと廃棄多いな」と感じても、それを経営者と共有する場も仕組みもないまま、月末にまとめて「高かった」とわかる——このサイクルを繰り返している店は少なくないはずです。
Story 03
もし、こんな仕組みがあったら
- 1その場で
発注・廃棄をスマホで記録
発注時に食材名・数量・単価を入力。廃棄が出たら品目と量を入力。この2つだけで仕組みが動き始めます。
- 2自動で
廃棄ロス金額を週次・月次で集計
入力データから廃棄ロス金額と売上比率を自動で計算。「今週の廃棄は○円・売上の○%」がいつでも確認できます。
- 3翌週から
曜日・天候別の適正発注量を提示
蓄積された履歴から使用傾向を読み取り、食材ごとの適正発注量を提示。勘と数字の両方を使った発注ができます。
- 4継続的に
仕入れ単価の変化を記録・お知らせ
仕入れ先ごとの単価推移を自動グラフ化。値上がりが検知されたらお知らせが届き、交渉の材料が手元に揃います。
- 5いつでも
店長・経営者がリアルタイムで状況を共有
同じ画面を両者が確認でき、「今週どこを改善するか」を数字ベースで話し合える関係が生まれます。
発注と廃棄の管理、こう変わります
今の現場のやり方と、この仕組みがあった場合の流れを並べてみます。操作の手間を増やさず、今まで見えなかった数字を手元に置けるかたちを考えています。
今のやり方
- 発注量はベテランの勘と手書きメモで決める
- 廃棄が出ても都度捨てるだけで記録が残らない
- 月末に原価率を見て「高いな」と感じるが原因が分からない
- どの食材・どの曜日に問題があるか特定できない
- 仕入れ先の値上がりに気づかず受け入れてしまう
- 店長と経営者が同じ数字を見る機会が月次のみ
- 廃棄は「しょうがないコスト」として諦めている
この仕組みがあると
- 発注時にスマホで3項目を入力するだけで履歴が蓄積される
- 廃棄が出たら品目と量を入力し、金額が自動で計算される
- 週次・月次の廃棄ロスが「○円・売上の○%」で常時確認できる
- 曜日別・天候別の傾向から適正発注量が食材ごとに提示される
- 仕入れ先の単価推移が記録され、値上がり時にお知らせが届く
- 店長と経営者がリアルタイムで同じ数字を共有できる
- どの食材を絞れば改善できるかのアドバイスが表示される
スマホで発注のたびに食材名・数量・単価を記録する。廃棄が出たら品目と量を入力する。たったそれだけで、曜日ごと・天候ごとの使用傾向から適正発注量が提示される。今週の廃棄ロスが売上の何パーセントで、金額にして何円か、店長も経営者もいつでも同じ画面で確認できる。「どの食材を、週に何個絞れば原価率が改善できるか」というアドバイスも表示される。仕入れ先の単価推移は自動で記録されるので、値上がりが続くタイミングで交渉の話を切り出せる。勘を否定するのではなく、勘を裏付ける数字が手元に揃う。それだけで、発注の判断も廃棄への向き合い方も、少しずつ変わっていきます。
App Tour
画面で見る解決のかたち
画像はクリックすると拡大できます。
Screen 01
スマホで発注を記録する
発注のたびに食材名・数量・単価の3項目を入力するだけです。特別な操作は必要なく、仕入れ履歴が自動で蓄積されていきます。後から「先月この食材をいくらで何kg仕入れたか」をすぐに確認できます。入力のハードルを極力低くすることで、現場のスタッフが無理なく続けられる設計を考えています。
Screen 02
廃棄が出たらその場で記録し、週次・月次で集計
廃棄が出た時に品目と数量を入力するだけで、廃棄ロス金額が自動で計算・集計されます。「今週の廃棄は売上の○%・金額にして○円」という形でいつでも確認でき、店長も経営者もリアルタイムで同じ数字を見られます。月末に驚くのではなく、週のうちに気づいて手を打てる状態を作ります。
Screen 03
曜日別・天候別の適正発注量を食材ごとに提示
蓄積された発注・廃棄・使用の履歴から、曜日ごと・天候ごとの使用傾向を分析し、今週の適正発注量を食材単位で提示します。「先週より絞れる」「今週は来客が見込まれるので多め」という判断が、勘ではなく数字の裏付けで行えます。長年の経験をデータで補完するかたちで考えています。
Screen 04
仕入れ先の単価推移と値上がりのお知らせ
仕入れ先ごとの単価推移を自動でグラフ化します。値上がりが続いている食材にはお知らせが届くため、知らないうちに受け入れてしまう状況を防げます。「この3ヶ月で○円上がっている」という具体的な数字を手元に持つことで、仕入れ先との交渉をデータで進められます。
Screen 05
店長と経営者が同じ画面をリアルタイムで共有
廃棄ロス率・原価率・改善余地を一つの全体画面に集約し、店長と経営者の両方がいつでも確認できます。月次レポートを待たずに現状を把握でき、「今週どの食材を絞るか」という具体的な会話が経営者と店長の間でできるようになります。数字を共有することで、現場と経営の判断がずれにくくなります。
For everyone involved
店長・経営者、それぞれにとって何が変わるか
この仕組みは、現場で毎日判断している店長と、数字で全体を見たい経営者の両方に変化をもたらします。
「今日の発注、これで合ってる?」に答えが出る
勘と経験だけで発注を決めてきた毎日が、曜日別・天候別の数字の裏付けで動けるようになります。廃棄が出た時も「どの食材を次回から絞ればいいか」がすぐ分かり、現場の判断に自信が持てます。経営者への報告も数字ベースで話せるようになります。
月末を待たずに、今週の廃棄ロスが分かる
月次レポートが来るまで原価率を待つのではなく、今週の廃棄ロスが金額と売上比率でいつでも確認できます。「どの食材に問題があるか」「仕入れ先の値上がりはどこか」まで掘り下げられ、経営判断を現場の感覚ではなく数字で行えます。複数店舗を持つ場合も店舗ごとの比較が可能な設計が考えられます。
入力の手間は最小限。普段の仕事の流れを変えない
発注時・廃棄時のスマホ入力は3項目程度で完結します。複雑な操作や新しいやり方を覚える必要はなく、今の業務の流れにそのまま組み込める設計を目指しています。現場の負担を増やさずにデータを蓄積できます。
Why not off-the-shelf
市販のアプリで足りるのか、と思ったら
POSレジの標準レポートや原価管理のアプリはよくできたツールです。ただ、「発注記録・廃棄ロス集計・曜日別サジェスト・仕入れ単価の推移追跡」を一つの流れでつなぎ、店長と経営者の両方がリアルタイムで動けるかたちにするのは、既製品の組み合わせでは難しい部分があります。
売上・客数の集計は得意ですが、廃棄ロスの記録・集計や食材単位の発注量サジェストは対応していないことがほとんどです。廃棄を「売上の何%・金額にして何円」と週次で自動集計し、どの食材を絞れば改善できるかまで提示する機能は、POS標準の範囲外です。
レシピ原価の計算や在庫理論値の管理には優れています。一方で、廃棄ロスの日次入力・週次集計・曜日別天候別の使用傾向分析・仕入れ先ごとの単価推移追跡を一つの画面で店長と経営者が共有するかたちは、既製品では各機能が別ツールに分散しやすく、現場での継続運用が難しくなります。
柔軟性は高いですが、スマホからの入力・自動集計・お知らせ機能は別途設計が必要です。複数人が入力する運用では上書きや記録漏れが起きやすく、曜日別・天候別の傾向分析を毎週維持するには担当者の手間が大きくなります。
From zero, with you
ゼロから、御社の店のやり方で
できあいの仕組みをそのまま当てはめるのではなく、御社の店の発注の流れ・廃棄の記録の仕方・仕入れ先との関係・現場で使っている食材の呼び方まで、一緒に見るところから始めます。「うちはこの食材をこう呼んでいる」「この曜日だけ例外がある」「仕入れ先がこのパターンで来る」といった現場ならではのお作法を丁寧に聞き出し、御社の業務に合わせてゼロから設計・開発します。
- 1STEP 1
現場の業務を一緒に見る
発注・廃棄・仕入れの現在の流れを実際にお聞きします。何を・いつ・誰が・どう判断しているかを把握します。
- 2STEP 2
業界・店ならではのお作法を聞き出す
食材の呼び方・曜日の例外・繁忙期の動き・仕入れ先ごとの特殊なルールまで、現場の言葉でひとつひとつ確認します。
- 3STEP 3
御社の業務に合わせてゼロから設計
既製品の流用ではなく、聞き出した内容をもとに画面・入力項目・集計ロジック・お知らせのルールをゼロから組み立てます。
- 4STEP 4
小さく作って試し、広げる
まず1店舗・最小限の機能で動かし、現場で使って確認します。効果が出たら機能を増やし、複数店舗への展開を検討します。
FAQ
実際に作るとしたら、のFAQ
Q.これは購入できる製品ですか?
いいえ。このページは「飲食店の発注・廃棄ロス管理をこういう仕組みで改善できるかもしれない」というアイデアを紹介したものです。製品として販売しているわけではありません。実際に作るとしたら、御社の業務をお伺いしてゼロから設計・開発します。まずは無料の初回相談で、御社の現場に当てはめてどのような仕組みが考えられるかを一緒に整理するところから始めます。
Q.実際に作るとしたら、費用と期間はどれくらいですか?
業務の範囲によりますが、まず1店舗で使える最小限の形(発注記録・廃棄集計・適正発注サジェストの基本機能)から始めるなら、初期開発でおおよそ80万〜200万円ほどが目安です。仕入れ先単価の管理や複数店舗対応・経営者共有画面まで含めた場合は200万〜350万円ほどになることもあります。その後の保守・改善対応は月額3万〜10万円程度が目安です。最初に「どの機能から始めるか」を絞り、小さく始めて効果を確認しながら広げるやり方をおすすめしています。詳細はヒアリングの上でお見積りします。
Q.今使っているPOSレジや会計ソフトと連携できますか?
POSレジや会計ソフトがデータを出力できる形式(CSVなど)であれば、連携の仕組みを設計に組み込むことが可能です。どのシステムをお使いかをヒアリングの中で確認し、連携の可否と方法を一緒に検討します。既存の仕組みをできるだけ活かした設計を心がけています。
Q.スタッフへの負担は増えますか?
現場スタッフの入力負担を最小限にすることを設計の前提にしています。発注時・廃棄時に数項目をスマホで入力するだけで仕組みが動く形を目指します。実際にどのタイミングで誰が入力するかは、御社の現場の流れに合わせてヒアリングの中で決めます。
Q.自社で運用できますか?保守はどうなりますか?
特別な技術知識がなくても運用できるかたちで設計します。保守・改善対応は月次でご契約いただく形が一般的です。「この機能を追加したい」「表示を変えたい」といった改善要望にも継続的に対応します。運用方針についてはヒアリングの中で詳しく確認します。
Q.入力したデータのセキュリティはどうなりますか?
仕入れ先情報や原価・廃棄データは経営上の重要情報です。通信の暗号化・アクセス権限の設計・データのバックアップ方針については、開発の設計段階でご要望を確認し、適切なかたちで組み込みます。開発前に守秘義務契約を締結した上でヒアリングを進めます。
Related cases
近い領域で実際に作った事例
飲食・流通の現場で、過去にオーダーメイドで開発した事例です。
御社の店に当てはめると、どうなるか
無料の初回相談で、御社の発注・廃棄管理の現状をお聞きし、この仕組みを当てはめるとしたらどんな形が考えられるかを一緒に具体化します。作る・作らないの判断はそのあとで構いません。まずは現場の話を聞かせてください。
掲載している画面・数値は紹介用のイメージで、店舗名などは架空です。同様の仕組みを既製品として販売しているわけではなく、実際は貴社の顧問先の業務をお伺いして、ゼロから設計・開発します。



