工務店の現場情報を社長のスマホに集約する開発事例
地域工務店・リフォーム会社向けに、案件カード・職人手配・写真台帳・施主LINEを一つにまとめた業務アプリをオーダーメイドで開発しました。
現場監督の月残業
60時間→25時間
写真台帳の作成時間
案件4時間→案件30分
施主への進捗報告漏れ
月8件→月0件

Story 01
現場監督の田中さんと社長の山本さんの1日
- 1
06:30
社長の山本さんが通勤の車内で、進行中12現場の進捗を確認。遅れている1件にだけ電話を入れる
- 2
07:30
現場監督の田中さんが朝礼前に職人手配カレンダーを開き、今日の配置をLINE代わりに一括通知
- 3
10:00
現場で撮った写真をスマホからアップ。基礎工事タグを付けると自動で写真台帳に並ぶ
- 4
13:00
施主の鈴木様からLINEで「玄関の床材を変えたい」と相談。追加工事見積を作成して施主スマホへ送付
- 5
15:30
鈴木様が施主スマホで署名。承認通知が田中さんと社長にすぐ届く
- 6
17:00
事務所に戻らず直帰。写真台帳と日報が案件カードに自動で揃っているので残業ゼロ
Story 02
現場のもどかしさ
職人手配がLINEで埋もれる
電気屋さん、大工さん、左官屋さんとそれぞれ別のLINEグループで連絡していて、明日誰がどこに入るのか自分の頭の中にしかない状態。手配ミスで職人が現場に来ないと、施主の前で頭を下げることになります
写真が個人スマホに散らばる
若手監督が撮った基礎の写真、ベテランが撮った配筋の写真、それぞれのスマホに入ったまま。月末に写真台帳を作るとき、誰の何のフォルダから探せばいいか分からず、深夜まで残業して整理することになります
施主への進捗報告が後回し
施主の鈴木様から「進捗どうですか」と電話が来てから慌てて現場監督に確認。折り返しに半日かかって、信頼を少しずつ削っている感覚があります
社長が現場の状態を掴めない
週1の現場巡回でしか進捗が見えず、施主からのクレームで初めて遅れを知ることも。社長として全体を把握したいのに、月末まで数字が見えてこないもどかしさがあります
追加工事の承認が口約束
施主と現場で「ここも追加でお願い」と決めても、書面が残らず請求段階で「言った言わない」になる。請求トラブルで利益が削られる悩みが続きます
Story 03
工務店×現場一元管理でこう変わりました
案件カードを1つ開けば、見積から完工までの工程バー、今日の職人の配置、現場写真台帳、施主とのLINE履歴、追加工事の承認状況まで、すべてがその1画面に集まっています。現場監督の田中さんは朝礼前にカレンダーで今日の配置を確認して職人へ一斉通知、現場ではスマホで写真を撮るだけで工程タグ付きで自動整理されます。施主の鈴木様からの追加工事相談はLINEのまま案件に紐づき、その場で見積を作って施主スマホで署名をもらえるので、請求段階のトラブルがなくなりました。社長の山本さんは朝の通勤中に全現場の進捗バーと粗利をスマホで一望でき、遅れている現場にだけ電話を入れれば済むようになりました。事務所に戻っての夜の写真整理作業がなくなり、現場監督の月残業は60時間から25時間に、写真台帳作成は案件あたり4時間から30分に短縮しています
App Tour
画面でみる業務改善
Screen 01
案件カードで見積から完工までを一望
1つの案件カードに、見積・工程進捗バー・職人配置・現場写真・施主とのLINE履歴がすべて集まります。現場監督は朝、その日触る案件のカードを開けば、昨日までの状況と今日やるべきことが一目で把握できます。社長も同じカードを見れば、わざわざ現場に行かなくても進捗の遅れと粗利の見込みが分かるようになりました。

Screen 02
職人手配カレンダーで配置を可視化
誰がどの現場に入っているかを日別に並べて表示します。大工さん・電気屋さん・水道屋さんの予定が同じ画面に重なって見えるので、ダブルブッキングや空き枠が一目で分かります。これまでLINEのやり取りを遡って確認していた朝礼前の30分が、画面を見るだけの数分で済むようになりました。

Screen 03
現場写真台帳をスマホ撮影で自動整理
現場でスマホから撮影すると、案件と工程タグが自動で付き、撮影日順に整理されます。基礎・上棟・配筋・完工といった工程ごとに自動で並ぶので、月末の写真台帳作成が案件あたり4時間から30分に短縮されました。事務所に戻ってからの深夜の写真整理作業が、ほぼなくなったと現場監督から声をいただいています。

Screen 04
施主LINE連絡と追加工事の承認を一画面に
施主とのLINEやり取りを案件カードに紐づけて履歴を残します。「あの追加工事どうなりました?」と聞かれても、過去のやり取りをすぐに遡れます。追加工事の見積はそのままLINEで送れて、施主はスマホ画面の署名欄に指でサインするだけで承認が完了。口約束だった追加工事が、書面の形でしっかり残るようになりました。

Screen 05
社長ダッシュボードで全現場をスマホから一望
全現場の進捗バーと粗利見込みを1画面にまとめました。社長は朝の通勤中にスマホで全案件の状況を確認し、遅れている現場にだけ電話を入れれば済みます。週1の現場巡回でしか進捗を掴めなかった頃と比べて、施主からのクレームで遅延を知るということがなくなりました。

Why custom development
kintone ではダメだったのか
案件管理や職人手配の表だけなら、kintone や Excel でも十分に作れます。汎用ツールには汎用ツールの良さがあり、否定するものではありません。ただし本事例では、現場・施主・社長の三者が同じ案件を別の視点で見る必要があり、汎用カスタマイズの範囲ではどうしても運用が複雑化することが分かりました。
案件一覧と工程管理だけなら kintone でも実現できます。しかし本事例では、施主との LINE 履歴・現場写真の工程タグ自動付与・追加工事のスマホ署名承認までを 1 つの案件カードに集約したい要望があり、複数アプリと連携プラグインを重ねる構成になりました。現場監督が片手で扱う前提では運用が重くなると判断し、ゼロから設計しています。
案件台帳を Excel、職人手配を LINE グループ、写真を個人スマホで管理する方法は、多くの工務店で実際に行われています。ただし社長が外出先から進捗を確認したい、施主から過去のやり取りをすぐ遡りたい、月末の写真台帳を半自動で作りたい、といった要望が重なると、ファイルの所在と最新版の管理だけで現場監督の手が止まる状況になっていました。
工事台帳や原価管理に特化した既製 SaaS も検討されました。機能としては網羅されていますが、本事例の工務店様は「社長が朝の通勤中にスマホで全現場を見たい」「施主への追加工事承認を LINE で完結させたい」という独自の運用が定着しており、既製品の画面構成では現場監督の入力負荷が逆に増えてしまうことが試験運用で分かり、業務側に合わせて作り直す判断をしました。
About this case
この開発事例について
本事例は合同会社カイゼンマニアが、地域工務店・リフォーム会社(従業員15〜40名規模)向けにオーダーメイドで開発した業務アプリの紹介です。同名のアプリを既製パッケージとして販売したり、ダウンロード提供したりはしていません。同様の困りごとを抱える工務店様には、まず業務ヒアリングを行い、貴社の現場の流れに合わせてゼロから設計・開発します。なお、機密保持・プライバシー保護のため、本ページに登場する組織名・人名・地名・各種専門用語の一部は仮名に置き換えています。掲載しているアプリ画像も紹介用にサンプル化・加工を加えたものであり、実運用画面そのままではありません。
FAQ
開発のご依頼に関するよくあるご質問
Q.このアプリは購入できますか?ダウンロードできますか?
いいえ。本ページで紹介しているのは過去にオーダーメイドで開発した事例であり、既製パッケージとしての販売やダウンロード提供は行っていません。同様の業務課題をお持ちの工務店様には、まず業務ヒアリングを行い、貴社の現場の流れに合わせて新規に設計・開発で承ります。
Q.開発費用と保守費用の目安は?
業務範囲や機能の数によって変動しますが、過去の類似規模の工務店様向け事例では、初期開発 80〜200 万円、月額保守 3〜10 万円 のレンジが多いです。社長ダッシュボードのみ、職人手配カレンダーのみ、といった機能を絞った構成であれば 初期開発 50〜120 万円 から始められたケースもあります。初回ヒアリングで貴社の業務範囲を整理したうえで、個別にお見積りをお伝えします。
Q.開発期間はどれくらいかかりますか?
業務ヒアリングから本番稼働まで、過去事例では 2〜4 か月ほどが目安です。最初の 2〜3 週間で現場の業務の流れを伺い、案件カードや職人手配といった中心機能から段階的に提供していきます。完成品をまとめて納品するのではなく、現場監督に実際に触っていただきながら改善する進め方をしています。
Q.既存のLINEやExcel、会計ソフトと連携できますか?
はい。本事例でも施主とのやり取りは LINE 公式アカウントをそのまま活用し、会計側は freee と CSV 連携、職人手配のもとデータは Excel から取り込めるよう設計しました。貴社で既に定着している運用や帳票はできるだけ残したまま、つなぎ込む形で設計します。
Q.小規模な工務店でも依頼できますか?
はい。従業員 5 名前後の小規模な工務店様からのご相談も承っています。その場合は機能を絞り、まず社長ダッシュボードと案件カードだけを先に作るといった段階導入をご提案します。事業規模に合わない過剰な開発はお勧めしないようにしています。
Q.守秘義務やセキュリティの扱いは?
業務ヒアリングの前に NDA(秘密保持契約)を締結したうえで、現場の情報を共有いただきます。施主情報や図面など個人情報を含むデータは暗号化のうえ国内のクラウドに保管し、アクセス権限は役職ごとに細かく設定可能です。開発したソースコードはお客様帰属とし、将来別の事業者へ引き継ぐことも可能な形で納品します。
貴社の現場にも、こんな改善を。
案件・職人・写真・施主連絡がバラバラで、社長が現場に行かないと進捗が分からない。そんな状況を、貴社の業務に合わせてゼロから整理し直しませんか。まずは現場の流れを伺うところから始めます。
本ページは過去の開発事例を紹介するものです。同名の製品やパッケージとして販売されているわけではありません。同様の業務改善は、貴社の業務に合わせて新規開発で承ります。本ページに登場する組織名・固有名詞の一部は機密保持・プライバシー保護のため仮名に置き換えており、掲載しているアプリ画像も紹介用にサンプル化・加工を加えたものです。
