倉庫・物流(中小3PL)の月次報告書作成と在庫照会電話を、専用システムで解消した開発事例
紙と Excel に分散していた入出庫記録を一元管理。荷主への報告書が数回の操作で出力できるようになり、月末の集計作業が大幅に減りました。
月次報告書の作成時間
月60時間→月12時間
在庫照会の電話対応
1日15件→1日3件
入出庫の転記ミス
月平均8件→月1件以下

Story 01
中小3PL倉庫のある1日
- 1
07:45
出社直後、事務所のホワイトボードで昨日の残務と本日の入荷予定を確認。荷主から届いたFAXの入荷指示書を一枚ずつ読み込んで、作業順を手書きメモに整理する。
- 2
09:00
トラックが入荷。検品スタッフが品番・数量を紙の検品票に手書きで記録しながらパレットを積み替える。書き損じがあると後で転記ミスの原因になるが、確認する時間は取れない。
- 3
11:00
荷主から「先週入れた商品、今いくつ残ってますか」と電話。事務担当が倉庫内の担当者を呼び出し、棚の前で実際に数えてもらって折り返し電話する。この往復で30分かかることもある。
- 4
13:30
午後便の出荷ピッキング。ピッキングリストはExcelを印刷したものを使うが、品番のフォントが小さく、出荷先の間違いが起きやすい。先月も誤出荷が1件あった。
- 5
16:00
本日の入出庫実績を紙の台帳とExcelに二重転記。同じ数字を2回入力するので、どちらかにミスが出ることがある。修正のたびに両方直さなければならない。
- 6
月末
荷主ごとに月次報告書を作成する。Excelのシートを何枚も参照しながら手で集計し、数字を整形してPDFにする作業が2日間続く。他の仕事が一切できなくなる。
Story 02
現場の小さな、でも積み重なるもどかしさ
在庫を調べるたびに倉庫へ電話が飛ぶ
「今何個ある?」という問い合わせが1日に何度も来ます。そのたびに事務担当が倉庫スタッフを呼び出し、棚の前で確認してもらって折り返す。この繰り返しで午前中があっという間に終わってしまう、という声を何度も聞きました。
紙の検品票とExcelの二重管理でミスが消えない
現場で手書きした数字を、夕方に事務所でExcelへ転記する。疲れた夕方に同じ作業を繰り返すと、どこかで数字がずれます。月に数件の転記ミスが、荷主からのクレームにつながっていました。
月末の報告書作成が「2日仕事」になる
荷主が複数いると、それぞれ別のExcelシートから数字を拾って集計し、フォーマットを整えてPDF化する、という作業が月末に集中します。その2日間は他の問い合わせ対応も滞り、スタッフ全員が追い詰められる月末が毎月続いていました。
誰がどこで何をしているか把握しにくい
スタッフが何人もいると、今日誰がどの作業をどれくらいこなしたか、夕方にならないとわかりません。急ぎの荷主案件が入ったとき、手が空いている人を探すのに時間がかかっていました。
荷主からの「今どうなってますか」に即答できない
荷主が自社の在庫状況を知りたいとき、問い合わせ電話やメールを送ってくる以外に方法がありません。小さな問い合わせでも対応の手が取られ、荷主側も「また電話しなきゃ」という手間を感じていました。
Story 03
ロジポートで、こう変わりました
入庫検品の場面から変わりました。スタッフがタブレットで品番バーコードを読み取り、数量と状態を入力すると、その瞬間から在庫数に反映されます。紙に書いてから夕方に転記する、という二度手間がなくなり、入力ミスの件数が大幅に減りました。 在庫の問い合わせ電話も変わりました。事務担当が画面を開いて品番や荷主名で絞り込めば、倉庫に電話しなくても数字がすぐに出ます。荷主ポータルを使えば、荷主自身が自分の在庫状況をいつでも確認できるので、「今何個ありますか」という電話そのものが減りました。 月末の報告書は、荷主と期間を選んで数回操作するだけで出力されます。Excelのシートを横断して集計する作業がなくなり、2日かかっていた作業が半日以内で完了するようになりました。空いた時間を新規荷主の受け入れ準備や現場改善に使えるようになった、と担当者の方からお聞きしています。 作業日報の集計も自動化したことで、スタッフの稼働状況が画面から把握できるようになりました。急ぎの案件が入ったときに「今日誰が動けるか」を素早く判断できる、という副次的な効果も出ています。
App Tour
画面でみる業務改善
Screen 01
入庫検品登録画面
入荷した商品のバーコードをスキャンするだけで、品番・数量・ロット・破損メモがその場で記録されます。これまで夕方に事務員がA4用紙の手書きメモを見ながらExcelに転記していた作業がなくなり、入力漏れや読み間違いによるミスも起きにくくなりました。現場担当者がタブレットで直接入力するため、倉庫と事務所の間で情報のずれが生じません。

Screen 02
在庫照会画面
品番・荷主名・保管ロケーションで絞り込んで、今この瞬間の在庫数を画面上で確認できます。以前は「倉庫の人に電話して聞くしかない」という状態だったため、荷主からの在庫確認の問い合わせが来るたびに現場への内線が必要でした。この画面があれば、事務所からでも・荷主自身の専用画面からでも、リアルタイムで状況を把握できます。

Screen 03
出荷指示・ピッキングリスト画面
出荷指示を画面に登録すると、荷主別・出荷先別に整理されたピッキングリストをそのまま印刷できます。保管ロケーションの情報も一緒に印刷されるため、倉庫スタッフが棚を探し回る手間が減り、誤出荷のリスクも下がりました。紙の指示書を手書きで用意していた頃と比べ、出荷準備にかける時間が短縮されています。

Screen 04
荷主ポータル・お知らせ画面
荷主専用の閲覧画面から、自社の在庫状況をいつでも確認できます。これまで在庫が少なくなっていることに気づかず補充が遅れるケースがありましたが、在庫数が事前に設定した水準を下回ると画面上にお知らせが表示される仕組みを設けました。荷主が自分で状況を把握できるため、倉庫への確認電話が大きく減っています。

Screen 05
荷主別 月次入出庫実績レポート画面
荷主と対象月を選ぶだけで、その月の入出庫実績をまとめた月次報告書が自動で出力されます。以前は月末になると事務員が複数のExcelファイルを開き、コピーペーストと目視確認を繰り返しながら丸2日かけて仕上げていました。この画面ができてからは数回の操作で同じ内容が完成し、月60時間かかっていた集計作業が12時間まで縮まりました。

About this case
この開発事例について
このページでご紹介している「ロジポート」は、合同会社カイゼンマニアが倉庫・物流(中小3PL)業界のお客様向けにオーダーメイドで開発した、過去の開発事例です。同名の既製パッケージとして販売しているものではなく、ダウンロードや購入にも対応していません。同様の業務課題をお持ちの企業様には、貴社の業務フローや扱う商品・荷主の構成に合わせて、業務ヒアリングからゼロベースで設計・開発いたします。まずは現場の流れをお聞かせください。なお、本ページに登場する組織名・人名・地名・各種専門用語の一部は、機密保持およびプライバシー保護のため仮名に置き換えています。また、掲載しているアプリ画像は紹介用にサンプル化・加工を加えたものであり、実際の運用画面とは異なる場合があります。
FAQ
開発のご依頼に関するよくあるご質問
Q.このアプリを購入したり、ダウンロードしたりできますか?
いいえ。このページは過去にオーダーメイドで開発した事例の紹介です。「ロジポート」という名前の既製品を販売しているわけではありません。同様の課題を解決したい場合は、貴社の業務に合わせて新規開発で承ります。まずは業務ヒアリングからスタートしますので、お気軽にご相談ください。
Q.開発にかかる期間と費用の目安を教えてください。
業務の範囲や機能数によって大きく異なります。一般的には、初回相談・業務ヒアリング・提案と概算見積のご提示・開発・納品というステップで進めます。小規模な機能から段階的に開発することも可能ですので、まずはどのような業務課題があるかをお聞かせいただければ、概算をお伝えできます。
Q.既存のExcelや他のシステムと連携することはできますか?
はい、現場で使われているツールや運用に合わせて設計します。Excelのデータをそのままインポートできるようにしたいケースや、既存の受発注システムと連携したいご要望なども、業務ヒアリングのなかで整理しながら対応策をご提案します。
Q.開発後の保守や機能追加の対応はしていただけますか?
はい、対応しています。月額の保守契約、または都度の改修依頼のいずれかをお選びいただけます。運用を続けるなかで「この画面に項目を追加したい」「帳票のフォーマットを変えたい」といったご要望が出ることは多く、継続してご支援できる体制を整えています。
Q.業務ヒアリングはどのように進みますか?現場に来てもらえますか?
オンライン・訪問どちらにも対応しています。現場の作業の流れ、どの帳票をいつ誰が使っているか、どこで手間がかかっているかを具体的にお聞きします。実際の帳票や台帳を見せていただきながら進めることで、設計の精度が上がります。
Q.守秘義務やセキュリティ面の取り扱いはどうなっていますか?
業務内容をお聞きする前にNDA(秘密保持契約)を締結します。開発したシステムのソースコードはお客様に帰属します。業務データや荷主情報の取り扱いについても、設計段階からセキュリティ要件を整理してご提案します。
貴社の倉庫業務にも、こんな改善を。
紙と Excel に分散した記録管理、月末の集計作業、荷主からの在庫確認電話。どれも「うちだけではない」と感じていても、なかなか手がつけられないことが多いものです。合同会社カイゼンマニアでは、貴社の業務フローをヒアリングしたうえで、現場に合ったシステムをゼロから設計・開発します。
本ページは過去の開発事例を紹介するものです。同名の製品やパッケージとして販売されているわけではありません。同様の業務改善は、貴社の業務に合わせて新規開発で承ります。本ページに登場する組織名・固有名詞の一部は機密保持・プライバシー保護のため仮名に置き換えており、掲載しているアプリ画像も紹介用にサンプル化・加工を加えたものです。
