地場問屋の受発注・配送・請求を、1つの画面にまとめた開発事例
朝6時から押し寄せるFAXと電話注文を手書きで仕分けし、夜は電卓で集計する毎日。食品卸・地場問屋の現場に合わせてゼロから設計した業務管理システム「トンヤナビ」の開発事例をご紹介します。
朝の受注処理時間
3時間→45分
転記ミスによるクレーム
月12件→月1件
配送走行距離
従来比→15%削減

Story 01
地場問屋・山田商店の1日
- 1
05:30
番頭さんが出社、夜中に届いたFAX注文書の束(80〜150枚)を仕分け台に広げる
- 2
06:00
飲食店からの追加注文の電話が鳴り始める。手書きの注文メモを伝票に転記
- 3
07:30
配送担当が伝票を見ながら、長年の勘でトラック3台分のルートを地図に書き込む
- 4
08:30
トラック出発。事務所では昼まで、品切れ品の代替提案を得意先に電話で連絡
- 5
15:00
帰社したドライバーが手書きの納品控えを提出、事務員が在庫システムに手入力
- 6
19:00
社長が電卓で本日の売上を集計、月末は経理担当が請求書を1枚ずつExcelで作成して郵送
Story 02
帳場の小さなもどかしさ
FAXの字が読めない
得意先の板長さんの達筆すぎる注文書、番頭さんしか解読できない。番頭さんが休んだ日は朝から大混乱になりますよね
電話注文の聞き漏らし
忙しい朝、電話で『いつものを2ケース』と言われても、新人の事務員には『いつもの』が何なのか分からない。後で確認の電話を折り返して、お互い気まずい時間が流れます
得意先ごとに違う単価
同じ商品でも、A料理店は卸値、Bスーパーは特売値、C居酒屋は掛率85%。頭の中の単価表を毎朝引き出すのは、長年の番頭さんでもしんどいですよね
配送ルートは勘頼み
ベテラン配送員が辞めると、新人はどの順で回ればいいか分からない。ガソリン代もかさみ、午後の戻りも遅くなります
月末の請求書地獄
得意先80社分の請求書を1枚ずつExcelに打ち込んで印刷、封入、切手貼り。経理担当が3日間徹夜して、毎月体調を崩していました
Story 03
トンヤナビで帳場が変わりました
山田商店様向けに、朝のFAX束を1枚1枚スキャナに通すだけで、得意先・商品・数量を自動で読み取って一覧表示する画面を作りました。読み取れない手書き文字は赤く印が付き、番頭さんが画面で直接修正できるので、新人事務員さんでも朝の受注処理に入れるようになりました。電話注文も得意先名を入れるだけで『いつもの注文履歴』が出てくるので、聞き返しが減りました。得意先ごとの単価・掛率はマスタに登録済みで、伝票に転記する手間がそのまま消えました。配送ルートは住所をもとに最短順を提案し、ベテラン以外でも組めるようになりました。月末の請求書も、得意先を選んでボタン1回で全社分のPDFが出るので、経理担当の徹夜がなくなりました。受注処理 朝3時間→45分、転記ミス 月12件→1件、配送走行距離 月15%削減という結果につながりました。これは山田商店様向けに業務ヒアリングから設計したオーダーメイド開発事例で、同様の困りごとがある問屋様には貴社の業務に合わせてゼロから開発します
App Tour
画面でみる業務改善
Screen 01
FAX注文書の自動読み取り画面
スキャンしたFAX画像と読み取り結果を左右に並べて表示します。手書き文字で判読が難しい箇所は赤く印をつけて知らせるので、番頭さんがその場でさっと修正できます。1日150枚のFAXを1枚ずつ目で追って転記していた作業が、画面上での確認と修正だけで済むようになりました。見落としによるクレームも、大幅に減らすことができた機能です。

Screen 02
得意先別の単価マスタ画面
得意先ごとに異なる卸値や掛率を一覧で管理できます。電話で注文を受けながらでも、この画面を開けば自動で金額を計算した伝票が作られるので、新人の事務担当でも単価を間違えることがありません。「あの店は特別値引きがあったかな」と引き出しや記憶をたどる時間がなくなり、電話口での対応がぐっとスムーズになりました。

Screen 03
配送ルート自動組み画面
本日の納品先と各店舗から希望された時刻をもとに、トラック3台分の配送順を自動で提案します。これまで長年の勘でルートを組んでいたベテランドライバーがいない日でも、新人ドライバーがこの画面を見ながら迷わず回れるようになりました。無駄な往復が減り、配送にかかる走行距離を月単位で約15%削減できた実績があります。

Screen 04
月末の請求書一括発行画面
得意先80社分の請求書を、ボタンを1回押すだけでPDF形式で一括生成します。郵送・メール・FAXのいずれで送るかも得意先ごとに設定しておけば、送付方法の振り分けも自動で行います。締め日前夜に経理担当が1社ずつExcelで請求書を作り、送り先を確認しながら発送していた作業が、翌朝の短時間で完了するようになりました。

Screen 05
社長向け売上・粗利の帳簿画面
日次・月次の売上合計、得意先ごとの粗利、商品カテゴリ別の動向が1つの画面にまとまっています。電卓を叩いたり、複数の帳票をめくったりしなくても、今日の現状がひと目でわかります。「どの得意先が利益に貢献しているか」「どの商品の動きが鈍いか」を素早く把握できるので、仕入れや販売の判断を現場感覚で行えるようになりました。

About this case
この開発事例について
本ページでご紹介している「トンヤナビ」は、合同会社カイゼンマニアが食品卸・地場問屋を営むお客様向けにオーダーメイドで開発した業務管理システムの事例です。同名の既製パッケージとして販売しているものではなく、ダウンロードやライセンス取得もできません。同様の業務課題をお持ちの企業には、貴社の業務内容や現場の流れを丁寧にヒアリングしたうえで、ゼロから設計・開発いたします。まずはお気軽にご相談ください。なお、本ページに登場する組織名・人名・地名・各種専門用語の一部は、機密保持・プライバシー保護のため仮名に置き換えています。掲載しているアプリ画像も、紹介用にサンプル化・加工を加えたものです。
FAQ
開発のご依頼に関するよくあるご質問
Q.このアプリは購入できますか? ダウンロードして使えますか?
いいえ、購入やダウンロードはできません。本ページは過去にオーダーメイドで開発した事例のご紹介です。同様の業務課題をお持ちの企業には、貴社の業務内容に合わせて新規にゼロから開発いたします。まずはお問い合わせフォームよりご相談ください。
Q.開発にかかる期間はどれくらいですか?
業務の範囲や複雑さによって異なりますが、初回相談・ヒアリング・提案と見積もり・開発・納品というステップで進めます。小規模な機能から始める場合は2〜3か月程度、今回のような複数機能を含む場合は4〜6か月程度が目安です。ヒアリング後に具体的なスケジュールをご提示します。
Q.費用の目安を教えてください。
業務の規模や対応する機能の数によって大きく変わります。初回相談とヒアリングを通じて業務の全体像を把握したうえで、概算費用をご提示します。まずはどのような業務を改善したいかをお聞かせください。
Q.既存の帳票やツールと連携できますか?
はい、現場で使われているExcelの帳票やFAX、freee、kintoneなど、既存のしくみに合わせて設計することができます。「今使っているものをすべて捨てる」必要はなく、現場の流れを活かしながら必要な部分だけを改善する形も歓迎です。
Q.開発後の保守や改修にも対応していますか?
はい、対応しています。月額の保守契約と、必要なときに個別で改修を依頼する形のどちらにも対応しています。業務の変化に合わせて機能を追加・修正することも可能ですので、長期的にご利用いただけます。
Q.業務内容を共有することへの守秘義務やセキュリティ面は大丈夫ですか?
ヒアリング開始前に秘密保持契約(NDA)を締結したうえで業務内容をお聞きします。開発したシステムのソースコードはお客様に帰属します。業務上の機密情報を安心してご共有いただける体制を整えています。
貴社の業務にも、こんな改善を。
食品卸・地場問屋に限らず、受発注・配送・請求の業務でお困りの企業であれば、貴社の現場に合わせてゼロから設計します。業務ヒアリングから始めますので、まずはどんな小さな困りごとでもお聞かせください。
本ページは過去の開発事例を紹介するものです。同名の製品やパッケージとして販売されているわけではありません。同様の業務改善は、貴社の業務に合わせて新規開発で承ります。本ページに登場する組織名・固有名詞の一部は機密保持・プライバシー保護のため仮名に置き換えており、掲載しているアプリ画像も紹介用にサンプル化・加工を加えたものです。
